>>Penguinlandの作曲講座>>第2回:作曲の初歩はパクリから!?

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Penguinlandの作曲講座 第2回:作曲の初歩はパクリから!?

前回の「作曲の心得」に挙げた2項目について、「たくさん曲を作ろう」については
わかるとしても、「好きな曲をコピーする」とは具体的にどうするのか、と思われた方も
多いと思います。

世に出回っている作曲関係の本を読んでも「曲のコピー」なんて怪しげなことは
書いていません。

この作曲講座では、その「曲のコピー」をする方法について、今後数回にわたって
具体的に説明していきます。(言い回しが誤解を生むかもしれませんが、決して違法な
ことを説明するわけではありません)

ポピュラー音楽の世界では、すでにその歴史の中でありとあらゆることが試され、
本質的に新しいものを創り出すのはもはや不可能、という考えを持つ専門家が
多くなっています。

そんな中で、ポピュラー音楽の世界でいう作曲とは、いまや「何もないところから
生み出す」作業ではなく、「すでにあるモノを組み合わせる」
作業である、といっても
過言ではなくなっています。

歩いている時にふっと浮かんだ、と思っているメロディも、実は自分が聴いた曲が
組み合わさっているものですし、仮にそうじゃないぞ!と主張する人がいたとしても、
いざ作曲するにあたって「ふっと浮かぶ」のを待つのでは、非効率すぎるし、いい
作曲家とはいえません。

つまり「デキる作曲家」は、過去の名曲を研究して、おいしいところをいただいて自分の
モノにする
わけです。

例えばビートルズは、バッハやベートーベンを学び、インド音楽も取り入れて音楽性を
飛躍させましたし、そのビートルズを真似たアーティストは数知れません。

「作曲は先人に学ぶべし」です。

では、「おいしいところをいただいて自分のモノにする」にはどうしたらいいのでしょうか。

いただく・・・、要はパクるわけです。

パクるには、まずはコピーです。

ギターでいう「コピー」は、弾けるようになることですが、作曲でいう「コピー」とはどうすれば
いいのでしょう。

結論からいうと、曲の情報を記憶することです。

頭を使って曲を作るわけですから、好きな曲を頭の中に入れてしまおうというわけです。

曲の情報といえば、メロディやコード進行、楽器のフレーズなど、そのほかにもありと
あらゆる情報がありますが、手始めにメロディを記憶することから考えましょう。

メロディを記憶するというのは、歌えるようになるということですが、カラオケで歌えるように
なる、というのとは話が違います。

発声するのではなく、頭で歌う(または流す)のです。

それも、CDやカラオケに合わせて歌うのではなく、何もないところで歌う(流す)わけです。

要は歩きながら鼻歌とか、風呂場で歌うとか、そういったことにつながるわけですが、
それをより意識的に歌うようにするわけです。

これをレベルアップし各楽器も歌えるようになると、「CDなしでこの曲は頭の中で再生
できるよ」という感じになります。

そして、そういう曲のレパートリーを増やしましょう。

多ければ多いほど作曲の幅が広がることになります。

音楽好きだったら、これくらいのことならやっているよ、という人も多いでしょう。

実は、次のステップからが作曲する人としない人の分岐点です。

まず、覚えた好きな曲のメロディのどこがいいのかを考えます。

多くの場合、曲のサビの部分だと思います。

ではそのサビのどこの音がいいのでしょう?

そんな感じでどんどん細分化していき、その曲のカッコいい、または美しい瞬間に焦点を
絞ります


そしてその「お気に入りフレーズ」をしっかりと頭に刻みこみます

「頭に刻み込む」というのは、そのフレーズを自在に扱えるようにしておくことです。

そのフレーズを(発声して)歌えることが基本ですが、楽器を弾く人なら、弾けるように
しておくと効果的ですし、音符を読み書きできる人なら、音符にして記録するといいでしょう。
音符を読み書きするよりMIDIデータにするのが得意、という人は、ぜひそうしましょう。

作曲をするには
「楽器を弾けた方がいい」
「音符を読み書きできた方がいい」
最近では「MIDIデータを作れる方がいい」などといわれますが、これはコピーした音楽や
刻み込んだフレーズを楽器、音符、MIDIデータを通じて、より深く吸収し分析することが
できるからです。

「お気に入りフレーズ」が増えてきたら、次はそれらを組み合わせてみましょう

これが曲作りの始まりです。

「そんなことしていいの?」とか
「こんな簡単でいいの?」とか
「つなげるのが難しいぞ」など・・・
そんな声が聞こえてきそうですが、強引でもいいので自分の感覚でやってみましょう。

知っている曲に似てしまっても、構わず進めましょう。

世に出さない限り違法ではないのですから。

似てしまったからと、止めることはありません。

実際のところ、似ているのが分かるのにもかかわらず、世に出て大ヒットした曲がゴマンと
あるのです。

こうして「パクる」ことに慣れてくると、ゼロからメロディを作ることもできるようになりますし、
ゼロから作ったメロディとパクったメロディを組み合わせて、素晴らしいメロディを生み出す
ことも可能になります。

パクったモノをどう料理して、自分のオリジナルとして昇華するか、それがレベルの高い
作曲家への道と言っても過言ではないのです。

誤解を恐れずに言うと、作曲の初歩は「名曲をパクる」ことです。

どんどん名曲を吸収し「パクり」ましょう!!


【今回のまとめ】

 ・ 頭の中で歌える曲のレパートリーを増やす
 ・ お気に入りフレーズを刻み込んで蓄積する
 ・ 「パクり」を恐れずお気に入りフレーズを組み合わせる





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