ピック同様、弦もまた、サウンドやプレイに影響を与る大事な「消耗品」です。
エレキギターの弦は金属でできている為、手の汗で錆びますし、演奏中に切れる事も
あるので、度々、新しいものに交換しなければなりません。
また、弦そのものに寿命があり、長期間弦を張り替えずにギターを弾いていると、
音の輪郭がぼやけ、モコモコしたサウンドになってきます(弦が伸びきってチューニングが
合わなくなる事もあります)。
弦の交換は最低でも2ヶ月に1回位は行った方が良いでしょう。
また、弦が切れた場合は、音のバランスが崩れない様に、切れた弦だけでなく、できるだけ
全ての弦を交換する様にしましょう。
弦張りたてのギターは音の輪郭がはっきりしており、弾いていてとても気持ち良いもの
ですが、ある程度弦が伸びてこないとチューニングが安定しませんので、ライブ演奏等の
イベントがある場合は、2日前位に張替えると良いです。
尚、プレイヤーによっては、数日毎に弦を交換する事もあります(皆さんはここまでしなくて
も大丈夫です)。
※余談ですが、かのエドワード・ヴァン・ヘイレンは、弦交換の際、なんと新しい弦を茹でて
から張っていました。弦を伸ばしてチューニングを安定させるのが目的だった様ですが、
天才は思いつく事が違いますね(^^;)
管理人も何度か試してみましたが、弦張りたてのビシッとした新鮮さが無くなるので、
あまり皆さんにはお勧めしません。
【弦の種類と選び方】
弦もまた様々なメーカーから発売されていますが、最初のうちは、メーカーよりも弦の太さ
で選ぶと良いでしょう。
一般的に売られているギター弦は、1弦から6弦までをセットで販売しています(セット内容
によって「ライト・ゲージ」「ミディアム・ゲージ」などの名前がついています)。
ロックで一番スタンダードなセットは、1弦(ギターを抱えた際に一番下側になる、最も
細い弦)が「009」(0.009インチの意)で始まるものです。初心者の方は、最初はこれを
選びましょう。
値段は数百円のものから千円以上のものまでありますが、とりあえず安い弦を購入して、
小まめに張り替える様にすると良いです。
ピック同様、色々なものを試しているうちに、自分の好みの弦が見つかると思います。
※エレキギター用の弦である事を確認してから購入して下さい。また、弦交換の際は
弦を切る為のニッパーが必要となります。
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左は管理人が大昔から愛用し続けている、YAMAHAの
エクストラ・ライト・ゲージです。
1弦008、2弦010、3弦014、4弦023、5弦029、
6弦037と、かなり細めのセットで、2音半チョーキングも
楽々できます。
が、009以上のセットに慣れた人には、細過ぎて、かえって
プレイし辛いかもしれません。
1セット1000円位で販売されています。 |
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