![]() |
---|
>>スーパーネットギタリストを探せ!>>メロディックギタリスト・T-O-N-Oさん |
|
メロディックギタリスト・T-O-N-Oさん | ||||
---|---|---|---|---|---|
音楽の構成要素であるメロディー、コード、リズムの中で、最も重要なものをあえて一つ 選ぶとすれば、それはやはりメロディーではないでしょうか? もちろん、「音楽を作る」側の人間にとってはこの限りではありませんし、楽曲によって 聴き所のポイントは異ります。が、一般的に「良い曲だなあ」と思わせる曲は、どれも 美しい、或いは親しみ易いメロディーを持っているものです。 ギタリストのリードプレイに於いても同じ事が言えます。歌わせ上手なプレイヤーは、リード プレイの中にメロディーを持たせます。そしてそのメロディーを引き立てる為に、様々な テクニックを使うのです。 ※ここで言うテクニックとは、テクニカル系ギタリストが大切にしているものとはまた違って、ビブラートやチョー キングといった基本奏法によって「聴かせる」為のものです。方向性こそ異なるものの、どちらも難度は高いと いえます。 今回ご紹介するT-O-N-Oさんは、ロックスピリッツを抱きながらも歌心溢れるプレイを 展開する、メロディーセンスとバランス感覚に大変優れたギタリストです! T-O-N-Oさんのリードプレイには力強さと優しさの両面があり、このコントラストが楽曲に 彩りを与えています。「弾くべき時に弾き、聴かせるべき時に聴かせる」というコントロール が実に上手いのです。この辺りのセンスは上級者を目指すギタリストにとって大変参考に なると思います。 何より特徴的なのは、聴き手をプレイに引き込んでしまう程に美しいビブラートです! しかも場面場面で巧みに掛け方を変えています。歌わせ上手なギタリストの真骨頂と 言えますね(^^) ではT-O-N-Oさんの楽曲を聴いてみましょう! 【楽曲”eleven”を試聴】 【T-O-N-Oさんインタビュー】 【楽曲”eleven”を試聴】 TOP 選手がピッチに散らばり、やがて激闘が繰り広げられる・・・という感じでサッカーの試合 をイメージしたという”eleven”は、展開に富んだドラマティックなインストナンバーです! 雄大さを感じさせるイントロではテーマメロディーを高らかに歌い上げ、次いで始まる 「激闘」パートでは歯切れの良いリフと攻撃的フレーズで緊張感を演出し、開放感溢れる ブリッジでしっとりと聴かせ、再びテーマメロディーを歌い上げて曲は終わります。 全体を通して感じるのは、T-O-N-Oさんの作曲・編曲能力の高さです! 時に美しく、時にカッコ良いメロディーは、歌心溢れるT-O-N-Oさんのリードプレイに 相俟って実にインパクトがあります。また、雰囲気の異なる各パートを上手く構成する事に よって、最後まで聴き手を飽きさせる事がありません。洗練された音楽センスを感じます。 ギター・アーティストという形容が相応しい方です(^^) ギタープレイは曲のイメージを生かす事に徹底しており、不必要に弾き捲くる場面は一切 ありません。全編に渡り、バランス感覚の優れたハートのあるプレイを聴く事が出来ます。 表現力豊かなビブラートは存在感抜群ですし、リフやメロディーのセンスも素晴らしく、 「大人のプレイヤー」を感じさせますね(^^) 曲作りの上でも、ギタープレイの上でも、大変参考になる一曲です! eleven(Music by T-O-N-O) |
|||||
TOP 戻る HOME |