Maninamoon結成当初の楽曲は吉田が先行して作っており、後期に比べて ロック色が強く、生バンドを意識した音作りが特徴であった。 当時のデモ作成は、既にシンセサイザー・プログラミングとボーカル&ギターの レコーディングが済んでいた楽曲に西岡がシンセパートのアレンジを施し、 それを吉田がトレースしてデータ反映するという手順で行ったものが多い。 よって、プログラミング作業自体には西岡が関わっていない曲が多く、音色の チョイスや細かいニュアンスで、彼の意図が十分に再現できていない事も しばしばあった(西岡の才能は”Maninamoon 1st”で発揮される事になる)。 何れの楽曲も、TOAのMR−8Tという古いカセットテープ式MTR(8トラック)で レコーディングされた。故障の為か、再生する度に音量が変わったり、録り直しが 出来なくなる等のトラブルがあり、生録りの必要な佐藤と吉田は非常に苦労し、 またミックスダウン作業も難航した。 尚、”Maninamoon 1st”に収録されている”メロンツェッペリン1号”及び ”下校時間”のデモバージョンも、この時期に作成されている。 |
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新撰組 | ライブ向きの軽快なロックンロールナンバー。この曲の一部が、 FMラジオ”ポップ・イン・ザ・ナウ”のジングルとして使われた。 |
Man in a moon | ユニットのタイトル曲(曲名を繋げると”Maninamoon”になる)。 吉田が長い間温めていた曲で、晴れて日の目を見る事となった。 |
太陽の奴隷 | サラリーマンの悲哀を歌った曲。中盤と終盤に聴く事のできる 見事な早口の台詞回しは西岡によるもの。 |
僕たちは天使だ | 一部メロディーが佐藤の音域と合わなかった為、急遽、吉田も ボーカルで参加。結果的にデュエットとなって幅の出た一曲。 |
幸せのポイント | Maninamoon結成前に吉田と西岡が在籍していた”CANVAS” というバンドの曲を焼き直した作品。 |